Profile プロフィール

Juni
地球の素晴らしい姿を発見する
それを表現して伝える
東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻で2016年に工学の博士号取得後、2016年に海洋研究開発機構 JSPS特別研究員、2017年に千葉工業大学 主任研究員、2020年に東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 助教、2022年に同専攻 講師を経て、現在は資源系企業で地球化学研究員として働きながら、地球科学の面白さを広めるための活動展開を計画中。
大学研究者時代には、カーボンニュートラルテクノロジーに必須の元素「レアアース」を含む海底鉱物資源や、日本各地の金銀鉱山や金属鉱山の研究をしてきました。調査船に乗って太平洋のど真ん中で何週間も調査したり、有人潜水調査船しんかい6500に乗って水深5,800メートルの海底まで資源を採りに行ったり、地下深くの金鉱山で鉱石の調査をしたりと、いろいろなフィールドで地球の驚くべき姿を目の当たりにしてきました。そして、持ち帰った岩石や堆積物を使って、元素分析、同位体分析、鉱物分析、化石分析をすることで、地球の環境変動と物質循環によってもたらされた資源の生成メカニズムの解明に取り組んできました。
現在は資源系企業で、これまで研究してきた地球の資源が、産業となって人類に貢献できるよう活動しています。また、大学での鉱物資源博物館の立ち上げ経験、子ども向けの合宿理科教室の運営経験、を活かし、講座、写真、イラスト、文章などの方法を使って地球の面白さを伝える活動を展開しようと計画中です。
GEOCYCLE STUDIO について

現在、私ひとりで運営していますが、特に何も決まった形のない、ひとりサークルのようなものです。
大学時代にアマチュア自転車競技を始めた時から自転車旅行が趣味です。大好きな自転車(BICYCLE)に乗って自然のフィールドを自由に旅して、地球の不思議な光景を見て感じて楽しみたいという気持ちと、地球(GEO)の素晴らしい風景を作り出している、自然現象や生き物の循環(CYCLE)の正体をもっと知りたいという気持ちを掛け合わせることで、「GEOCYCLE」という言葉を思いつきました。そして、それを何かしらの方法で表現するために「STUDIO」をつけてみました。GEOCYCLE STUDIOがどうなっていくのかはわかりませんが、自分も人も喜べるような、何か新しくて素敵な方法がないか、探索して試していきたいと思っています。